内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会
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内部被ばくと健康被害

朝日新聞「放射線の影響 見極める」の犯罪 福島の小児甲状腺がん「地域差見られず」2016年3月9日18面

 朝日新聞は、2016年3月9日18面に「放射線の影響 見極める」の特集を組みました。そこで、福島の小児甲状腺がん「地域差見られず」と書きました。  ちょうど、2日前の2016年3月7日の毎日新聞10面「子のがん『多発』見解」が、津田敏秀氏(岡山大学教授)の見解を紹介し、「原発に近いほど発症率が高く、遠くでは低い」に反論するかのような記事でした。  まずは朝日から。  そして、以下がこの朝日の記事の2日前に書かれた毎日新聞の記事。  朝日新聞、大岩ゆり氏の手法は数字を小さくして違いをごまかすこと。疾病の罹患率など10万人あたりの発症率で表すのが通常なのに、わざと%で表記。それで地域差がないと強弁。  いわき市、南相馬市など0.0430%、中通り0.0372%、原発立地自治体0.0335%、会津など0.0326%。朝日新聞はこのいわき市、南相馬市などを「浜通り」として表現。もっとも発症率が高かったのは、原発立地自治体ではなく、いわき市、南相馬市なのです。  いわき市には2011年3月15日未明に東電 福島第一原発2号機から放出されたヨウ素131などの放射性物質が、沿岸部を南下し、いわき市から茨城県北部に乾性沈着しています。 ヨウ素131の沈着積算量シミュレーション(3月12日から3月23日)国立環境研究所 ヨウ素131沈着量 2011年3月12から3月29日 国立環境研究所  毎日新聞は正しく、10万人あたりの発症率で表現しています。  明らかに会津地方の発症率(10万人あたり32.6人)と、いわき市(10万人あたり43人)、中通りの発症率(10万人あたり37.2人)は違います。全市町村避難した(国と東電によって避難を強制された)、浜通りの発症率(10万人あたり33.5人)はその中間です。  また、いわき市などや中通りの郡山市、福島市、伊達市などは原発20km圏内ではないため、20km圏内の住民が3月15日にはおおよそ避難しているのに対して、原発事故後5年も住み続けています。福島県と日本政府の「これくらいの放射能は安全」神話とともに。これから原発事故当時0~4歳だった子どもの発症率が急増する危険性があるのではないでしょうか。  福島県だけではなく、茨城県、宮城県、岩手県、山形県、栃木県、群馬県、千葉県、埼玉県、千葉県、神奈川県、静岡県など放射能のプルームが強く通った地域では、子どもも大人も甲状腺検査、血液検査、心電図検査が必要だと考えます。 朝日 毎日                                                                    

放射線像・写真展 埼玉県 JR蕨駅西口 カフェ&ブティックスギタ 6/3~6/5

原発事故からもうすぐ5年。見えない放射能を可視化した写真を観ることで気づきのキッカケになってほしいと思い首都圏メンバーで企画し「放射線像・首都圏リレー開催」することとなりました。 気軽に立ち寄れるように、会場も交通便利な場所で無料開催にこだわりました。 「放射線像」は、3/6にNHKスペシャルで取り上げられます。 NHKスペシャル予告 http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20160306   埼玉県 場所;JR蕨駅 西口徒歩2分 (カフェ&ブティックスギタ2F) 〒335-0004埼玉県蕨市中央1-3-13 蕨駅西口駅前ビル (ブティックスギタ西口店併設) ・6月3日(金)12時~17時 ・6月4日(土)10時~17時 ・6月5日(日)10時~15時半   開催会場神奈川(横浜) かなっくホール 5/20(金)~5/22(日) 埼玉(蕨)   スギタホール 6/3(金)~6/5(日)東京(久我山) ギャラリー「アクロス」 6/10(金)~6/12(日)千葉      ギャラリー「空」6/17(金)~6/19(日) 放射線像・写真展HPhttp://obaestevents.wix.com/housyasenzou-ten 放射線像・写真展Facebook https://www.facebook.com/housyasennzou.exhibition.syutoken/ 放射線像・写真展Twitter 放射線像・首都圏リレー開催2016(@housyasenzou) クラウドファンディングのREADYFOR https://readyfor.jp/projects/radiograph 主催:放射線像・首都圏リレー開催2016(@housyasenzou)  

『チェルノブイリの犯罪』ジャーナリスト・チェルトコフさん、来日講演 3/23広島 24西宮 25京都 26岐阜 27東京 28東京

『チェルノブイリの犯罪』(上下、緑風出版、2015)で 有名なジャーナリスト・チェルトコフさんが来日され、以下のように各地で講演なさいます。 お歳のため、これが最後の訪日となることが予想されますので、 ぜひご参加いただきますようにご案内させていただきます。  3月23日 広島 3月24日  西宮   3月25日 京都  3月26日 岐阜(修正版、昼休みは30分しかありませんので、弁当を持参してください)  3月27日 東京(夕方、反核世界社会フォーラム・分科会) 3月28日 東京(午後、参議院内集会)  フランス語で話されますが、通訳がつきます。詳細はそれぞれの添付ファイルをご覧下さい。  以上、どうぞよろしくお願いいたします。                    2016年3月9日 「乳歯保存ネットワーク」運営委員会                            pdmn311@gmail.com  3月23日 広島 https://drive.google.com/file/d/0B7FL9LUMsMz6X0t4c0N4Qy1nVXc/view?usp=sharing3月24日 西宮https://drive.google.com/file/d/0B7FL9LUMsMz6MjlqRXVMdE1kUVU/view?usp=sharing3月25日 京都 https://3.bp.blogspot.com/-_S_d1V3oMeM/Vt23yZXbDrI/AAAAAAAABaI/nUUc7nFNh7Y/s1600/%25E5%2590%258C%25E5%25BF%2597%25E7%25A4%25BE%25E8%25AC%259B%25E6%25BC%2594%25E3%2581%25AE%25E3%2583%2581%25E3%2583%25A9%25E3%2582%25B7.jpg3月26日 岐阜https://drive.google.com/file/d/0B7FL9LUMsMz6T2p6RXVyZVVQSXM/view?usp=sharing3月27日 東京https://drive.google.com/file/d/0B7FL9LUMsMz6TE5aZEQ1b3pYMlU/view?usp=sharing   3/24 西宮 ヴラディーミル・チェルトコフ 映画とトークサクリファイス2016年3月24日(木) 18時~20時半西宮男女共同参画センターウェーブ 411学習室〒663-8204 兵庫県西宮市高松町4-8 TEL0798-64-9495開場 17時半18時「サクリファイス」上映 (25分)18時半~ チェルトコフ氏講演(通訳有)参加費 500円定員 60名主主催催 「「子子どどもも脱脱被被ばばくく裁裁判判」」をを支支ええるる会会・・西西日日本本℡ 090-3611-0162(後藤) 090-1027-3510(赤塚)協賛 現代をを問う会 VIDAの会ヴラディーミル・チェルトコフ氏略歴1935年セルヴィア生まれ 80歳。母語ロシア語、イタリア国籍のジャーナリスト。スイス、イタリアテレビ局(TSI)とイタリア国営テレビ局(RAI)のディレクターとして、50本以上のドキュメンタリーを政策、活躍してきた。チェルノブイリ原発事故の被害地に入り、取材を続けた。2001年キエフで開かれたWHO後援による「チェルノブイリの健康影響に関する国際会議」は、IAEA・UNSCARE・ICRPの代表者たちが顔を連ね、科学者や現地の医療関係者たちと大論争となった。チェルトコフは、その様子を取材・録画し、事故処理にあたった作業員たちのその後を描いたドキュメンタリー『サクリファイス(犠牲)』をエマヌエラ・アンドレオリと制作し、パリ国際環境映画祭で受賞(2003年)。ついで、『核論争』(邦題:『真実はどこに?』)を制作し、大反響を引き起こした。どちらも、事故によって放出された人工放射性物質による内部被ばくが何をもたらすかを現す貴重なドキュメンタリーである。この映画の取材過程で得た情報を詳細に綴った主著『チェルノブイリの犯罪』 (2006 ACTES SUD社)が翻訳され、2015年日本語版が出版された(上下巻 緑風出版)が、本書は、アレクセオ・ヤブロコフがチェルノブイリ事故後の第一級の資料の一つ、と言わしめたほど、最重要文献である。サクリファイス(原題:LE SACRIFICE 犠牲)『サクリファイス―犠牲者―リクビダートルの知られざる真実』 2003年 スイス (25分)監督:エマヌエラ・アンドレオリ ・ヴラディーミル・チェルトコフチェルノブイリ原発事故の収束にあたった“5人”のリクビダートル(ロシア語で後始末をする人の意)1991年から2001年までの彼らの様子を追ったドキュメンタリー映画リクビダートルの総数は60~80万人、そのうち1986年と1987年に作業にあたった約20万人が大きな被曝を受けたとされている。事故処理作業時の平均年齢は約35歳。ウクライナ、ベラルーシ、ロシアそれぞれでリクビダートルの国家登録が行われている。ロシアに住むリクビダートルのうち65905人(平均被曝量120ミリシーベルト)を対象に1991年から1998年までを追跡した結果によると、その間の死亡は4995件(7.6%)であった。ベラルーシでのある調査によると、地元一般住民に比べて結腸癌や膀胱癌、甲状腺癌がはっきりと過剰に発生している。「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本 2011年3月の東京電力福島第一原子力発電所事故により福島でひどい放射能汚染を受け、「低線量の放射線に長期間にわたり継続的に曝されることによって、その生命・身体・健康に対する被害の発生が危惧される」(2013年4月24日仙台高等裁判所判決文抜粋)と司法も認めているように、子どもたちの健やかな成長が脅かされています。その中で、福島に住む人々が「子どもたちに被ばくの心配のない環境で教育を受ける権利が保障されていることの確認」(子ども人権裁判)をそれぞれが居住する自治体(福島市、川俣町、伊達市、田村市、郡山市、いわき市、会津若松市)に求めるとともに、事故後、県外に避難した人たちとも力を合わせて、国と福島県に対し、「原発事故後、子どもたちに被ばくを避ける措置を怠り、無用な被ばくをさせた責任」(親子裁判)を追及するために、2014年8月29日福島地方裁判所に提訴しました。通称「子ども脱被ばく裁判」といいますが、支える会・西日本はそれを全国から応援する会です。2015年4月に立ち上げ、広く西日本に裁判の状況を伝え、資金の応援を募ってきました。見えない痛くない放射線の被害から命を守る道を開くには、チェルノブイリ原発事故で先を行った人々の学んだことをしっかりと受け取る必要があると考え、今回の学習会を企画します。ぜひおいでいただき、映画を見て、チェルトコフ氏に会って下さい。 連絡先 「子ども脱被ばく裁判」を支える会・西日本 ℡ 090-3611-0162(後藤)ブログhttp://kodomodatu.jugem.jp/ Email wishmill-yume@kouenji-hou.com会場アクセス 阪急西宮北口駅南口から約100m。「プレラにしのみや」4階     3/25 京都講演 チェルノブイリからフクシマへ ~ヴラディーミル・チェルトコフ監督 同時上映:「サクリファイス」&「真実はどこに?」   福 島第一原発事故から5年。チェルノブイリ原発事故から30年。度重なる惨事にもかかわらず、原発政策が粛々と推進されていくのはなぜか? 本企画では、長 年チェルノブイリを取材してきたヴラディーミル・チェルトコフ監督を京都に迎え、2本のドキュメンタリー映画を上映すると同時に、放射能汚染の被害を過小 評価し、原発再稼働を迫る国際原子力ロビーの問題について考える。 日 時:2016年3月25日(金)17時30分~20時30分 場 所:同志社大学 烏丸キャンパス 志高館SK110教室 参加費:無料 申込み:不要 定 員:130人 アクセス:地下鉄烏丸線「今出川」駅下車 徒歩5分(詳しくはこちら) ●スケジュール 17:00 開場 17:30 「サクリファイス~リクビダートルの知られざる真実」(25分) 18:00 「真実はどこに? WHOとIAEA 放射能汚染をめぐって」(51分) 19:00  チェルトコフ監督の講演 & 質疑応答(通訳:コリン・コバヤシ) 主催:同志社大学グローバル・スタディーズ研究科    TEL : 075-251-3930 /Email : ji-gs@mail.doshisha.ac.jp 後援:ATTAC関西、NPO法人 環境市民、CNRS LIA [...]

会場①

会場① 松木区画整理記念会館(バス停 松木東公園) 埼玉県さいたま市緑区松木2丁目6−17 〒336-0918 バス停 松木東公園で降りる。少し戻って、右折。2つ目のつきあたりを左へ。 下のような記念碑があるところ。 バス時刻表 東浦和→松木東公園 約13分 平日 17時 35 44 53 18時 01 14 23 27 31 43 51 551 59

東電 福島第一原発2号機は大丈夫なのか?2016年2月

 テレビ、新聞、twitterも書かない。東電 福島第一原発の真実。  2015年12月17日に2号機で何が起きたのか?テレビ、新聞は書かない。誰が書いた?twitter shinchann2008だけ? 福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果 2015年12月17日  排気フィルタ入口 100Bq/m3(10:56~12:56) 8.6Bq/m3(19:57~21:52) 2015年12月24日公表 東京電力 福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果  2号機建屋 排気フィルタの放射性物質の濃度の変化はこんな感じだった。  2015年1月→2月→3月→4月→5月→6月→7月→8月→9月→10月→11月→12月  セシウム137 7.4Bq/m3 セシウム137 22Bq/m3 アンチモン125 1.2Bq/m3(2015年1月)→以降 セシウム137のみ 8.7Bq/m3(2月)→8.5Bq/m3(3月)→0.87Bq/m3(4月)→0.65Bq/m3(5月)→8.9Bq/m3(6月)→1.9Bq/m3(7月)→1.2Bq/m3(8月)→36Bq/m3(9月)→0.71Bq/m3(10月)→14Bq/m3(11月)→100Bq/m3(12月)  2号機がおかしいのではないか?少なくとも2015年12月、2016年1月、2月と。 と桑ちゃんが2016年2月5日に投稿したら、東電は即、訂正を出した。  この国の原子力規制は「間違い」ですべて許されるらしい。計器の測定データも都合が悪くなれば、簡単に闇に葬られ、テレビも新聞も追求することはない。福島の子どもたちの小児甲状腺がん167名発症を朝日新聞、毎日新聞は報道したが、東京新聞、読売新聞が報道しなかったように。(2016年2月15日朝夕刊)  同じ頃2016年2月4日に東電の「福島第一原子力発電所周辺の放射性物質の分析結果」の「その他のサンプリング」2016年1月分を見つけ、驚いた。「福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果 2016年1月7日」「福島第一原子力発電所 2号機原子炉建屋排気設備における空気中放射性物質の核種分析結果 2016年1月12日」と2つ発表されています。  東電は手抜きなので、毎日でも発表できる排気フィルタのサンプリング結果をたった月1回しか発表していません。日々数回、計測しているのに。  その「手抜きルール」を破り、2016年1月は2回発表しました。それもやっと2016年1月28日に。上記の異常な水素発生の4日後。非常に奇妙な一致。2016年1月23日~24日かけて、2号機が極めて不安定な状況になったのではないか、と思います。それだけなく、2016年1月7日の異常なセシウム134、セシウム137の放出がありました。2号機 排気フィルタ入口 1000→540→190→70Bq/m3と推移しました。時刻(8:12~10:12,10:14~12:14,12:16~14:17,14:20~15:47)  セシウム137がいきなり1000Bq/m3。つまり、2016年1月は公表されているだけでも2回の不安定な状態があったことになります。  川根が1月23日に自宅でベータ線4cpmを計測しました。自宅室内でこんなにベータ線を観測したのは2015年12月23日に観測した以来です。この時、埼玉県には福島からの風が直撃していました。この風がトリチウムでも運んできたのではないか、と疑っています。 埼玉県の自宅室内にて 2016年1月23日 23:42pm 撮影:川根 眞也  このとき、東電 福島第一原発からの風が、埼玉県を直撃していました。原発が不安定で、原発からの風がその場所を直撃しているときに、ベータ線も観測されるのかもしれません。 earth :: 地球の風、天気、海の状況地図 2016年1月23日23:30pm そして、2016年2月2日も自家用車内でベータ線3~5cpmを観測。2月4日も室内で4~9cpm。2月5日も室内で3~8cpm。2月13日は屋外で3~6cpm。2月19日は自家用車内でベータ線3~7cpmを観測。2月21日は18:00pm以降自家用車室内で7~11cpm。観測場所は埼玉県さいたま市、川口市です。  2号機は2016年2月も不安定なのではないか、と思います。個人でガイガーを持ち歩き、異常なプルームを検出したら、屋内退避。屋内でもだめならば、屋内でPM2.5カットマスク着用でしょうか。  テレビ、新聞は東電福島第一原発の現状について、東電、政府、NHK発表以外の真実を報道すべきだと思います。                            

北海道沖と太平洋の放射能汚染 2012年~2015年 水産庁

 水産庁が海の魚介類のストロンチウム89、ストロンチウム90、セシウム134、セシウム137の放射能汚染濃度を調べて発表しています。 水産総合研究センターによる水産物ストロンチウム等調査結果 20160122 上記の魚介類を採取した地点です。 水産物の放射性物質の調査結果(地図 ストロンチウム)(平成28年1月22日更新)  この2つの資料から、北海道沖及び太平洋の魚介類の放射能汚染の状況をマップ化しました。 93 サンマ Sr90 ND Cs134 ND Cs137 0.15 Bq/kg 2015年7月11日採取 94 サンマ Sr90 ND Cs134 ND Cs137 0.14 Bq/kg 2015年7月11日採取 64 サンマ Sr90 ND Cs134 0.15 Cs137 0.49 Bq/kg 2014年6月26日採取 16 サンマ Sr90 ND Cs134 0.44 Cs137 0.78 Bq/kg 2012年6月24日採取 63 オキアミ Sr90 ND Cs134 0.17 Cs137 0.24 Bq/kg 2012年6月30日採取 35 アカイカ Sr90 ND Cs134 0.050 Cs137 0.15 Bq/kg 2012年6月4日採取 79 アオザメ Sr90 ND Cs134 0.19 Cs137 [...]

初期被ばくが重要。追加被ばくが決定的ではないのか。 第3回井戸川裁判口頭弁論報告集会 2016年2月4日

初期被ばくが重要。追加被ばくが決定的ではないのか。 第3回井戸川裁判口頭弁論報告集会 2016年2月4日 【訂正とお詫び】2016年2月4日川根が報告した、福島県の小学校校庭のダスト中のヨウ素131の濃度(ベクレル/m3)は、 「小数点、1.000」 だったものを、「欧米の3桁ごとの記数法、1,000」であると読み間違えていました。正しくはすべて1ベクレル/m3や2ベクレル/m3 、4ベクレル/m3、 8ベクレル/m3のオーダーでした。お詫びして訂正します。  ただし、これは2011年4月5日や4月6日の測定であり、2011年3月15日や16日、3月20日~23日の測定では数千ベクレル/m3のオーダーのヨウ素131が観測されていた可能性があります。それは今回、川根が追加した、東京都葛飾区水元公園の大気中セシウム134、137のデータ(2011年3月21日)や埼玉県加須市埼玉県環境科学国際センターのデータ(2011年3月15日)からも推定されます。初期被ばくのデータを公開すべきだと考えます。   以下、川根が報告したスライドです。千葉県柏市でのセシウム134、137のプルームのグラフなど、2月10日、2月11日、2月12日に追加、修正しました。   放射能の授業 in  井戸川裁判を支える会 衆議院第2会館 20160204  改訂版20160212    

郡山に人が住んでいいのか?【再掲】川根眞也 放射能線測定メール 2011年7月26日より 全文掲載

郡山に人が住んでいいのか?【再掲】川根眞也 放射線測定メール 2011年7月26日より 全文掲載 川根@中学 理科教員です。    「放射線測定メール」を直接受け取られている方は最後に書かれた、菊地透氏問題以 外は内容が同じです。重複してすみません。    2011年9月13日(火)に福島県郡山市に講演に行くことが決まりました。僕の話で一家庭でも避難する方がいるように、準備していきたいと思います。福島県郡山市で取れた稲わらを食べた牛が高い濃度の放射性セシウムで汚染されました。郡山市の小中高校生は、地産地消を基本とする学校給食を食べ、福島のベコたちと同じように内部被ばくをしつつあるのではないでしょうか。    フランスの民間団体 アクロ(ACRO)が、福島市の子どもたちの尿を調べたとこ ろ、全員の尿からセシウムが検出されました(2011年5月20日採取)。6歳から 16歳までの男女全員からセシウム134が0.41~1.13ベクレル毎リットル(Bq/L)、セ シウム137が0.43~1.30ベクレル毎リットル(Bq/L) 福島市の子供の尿 (2011年5月19日~21日) http://www.acro.eu.org/OCJ_jp#10    テレビ、新聞では、「チェルノブイリ原発事故後の健康被害があったのは、ヨウ素131を吸ったために起きた小児甲状腺がんだけだった」「放射性セシウムによる健康被害 はない」と言い切る放射線の専門家たちが登場しています。本当にそうだと思いますか ?放射性セシウムで汚染された牛肉を食べて、健康被害が一切でないと思いますか?  チェルノブイリ原発事故で高濃度の放射性降下物(フォールアウトと言います)で汚 染されたのは、現在のベラルーシ共和国です。ここベラルーシ共和国などで、体内に蓄 積した放射性物質を測定するホール・ボディ・カウンターを設置し、子どもも大人も無料で測定している、イギリスの民間団体があります。そして、体内に蓄積した放射性物 質をできるだけ早く排出できるような食べ物の研究を11年間続けてきたのが、ベラッド 研究所(BELRAD研究所)です。そのベラッド研究所のV.B.ネステレンコ氏とA.V.ネステ レンコ氏が、「ニューヨークアカデミー年報2009」に寄稿した論文によれば、ベラルーシ共和国は子どもたちが体内に蓄積した放射性物質を「危険限界」を15-20ベクレル毎 キロ(Bq/kg)としているが、効果的な被ばく予防のためには、その30%にするべきだ と主張しています。つまり、体重10kの赤ちゃんであれば、ベラルーシ政府の決めた「 危険限界」は全身あたり150-200ベクレル(Bq)。両ネステレンコ氏が主張している「 限界値」は、全身あたり45-60ベクレル(Bq)となります。 ちなみに、日本政府は大人、子ども、乳幼児を十把ひとからげにして、セシウム134、137は500ベクレル毎キロ(Bq/kg)の食品まで安全、ヨウ素131にいたっては2000ベクレ ル毎キロ(Bq/kg)の食品まで安全としています。 ありえません。 (写真1) これで安全ですか?給食だいじょうぶですか? 今回の放射性セシウム汚染牛肉の最高値は4350ベクレル毎キロ(Bq/kg)。この牛肉を 10g食べただけで、43.5ベクレル毎キロ(Bq/kg)の放射性セシウムが体内に入るの です。ちなみに、政府はセシウム134、セシウム137だけを測っています。セシウムがあ るということはストロンチウムが同時にあることが考えられます。実は、セシウム134 、セシウム137よりもストロンチウム90の方が、発がんリスクは高いのです。ストロン チウム90は、カルシウムと非常に似た性質を持つため、骨や心臓に蓄積します。白血病 や心筋梗塞を発症する危険性を高める物質です。しかし、政府は稲わらをきちんと調べ 、ストロンチウム90があるか、ないか、明らかにするつもりはないようです。  手塩にかけてベコたちを育ててきた畜産家のみなさんには、申し訳ありませんが、放 射能汚染された牛肉、放射能汚染された牛乳は食べてはなりません。これは畜産家のみ なさんの人生を奪う決断になるかもしれません。しかし、子どもたちの未来を奪う権利 は誰にもないのです。  僕は、日本政府に対し、すべての牛肉、牛乳の流通を一時停止することを求めます。 そして、牛肉、原乳の全品検査をするべきです。さらに、その放射性物質の濃度をすべ て公開することを求めます。ドイツ放射線防護協会が乳幼児・子ども・若者の食品に対 して決めた基準は4ベクレル毎キロ(Bq/kg)です。日本政府は、500ベクレル毎キロ( Bq/kg)とか2000ベクレル毎キロ(Bq/kg)とかいうめちゃくちゃな暫定基準を即時撤回 し、ドイツと同じ4ベクレル毎キロ(Bq/kg)を新しい基準とすることを要求します。  もし、日本政府はこの措置を取らないのであれば、僕は、知り合いのすべての人に東 日本の野菜、肉、さかなの不買運動を呼びかけます。その範囲は少なくとも、「牧草汚 染 刈り取り保管を」の記事に載っている、赤い点々の地域です。それは、すでに、5 月29日付メール「内部被ばくを避ける方法(8) 俳優山本太郎氏と食品の問題」で書 いたように、埼玉県、茨城県、千葉県、東京都、栃木県、群馬県、福島県、岩手県産の 野菜、肉、牛乳、卵、さかなです(さかなは今回付けくわえました。このメールを読み たい方は川根眞也 shinyakawane.ceaf@nifty.comまで。) (写真2) 牧草汚染、早期に刈り取り保管を 農水省が指導方針 朝日新聞 夕刊  2011年5月19日 記事はこちら ↓ 早くコピーしておかないと、WEB上から消されるかも? http://www.asahi.com/special/10005/TKY201105190225.html [...]

甘利明と高浜原発再稼働 広瀬隆 20160129

どうしても我慢ならないことが二つある 広瀬隆さんよりのメール 2016年2月2日 全国のみなさま・・・広瀬隆です  どうしても我慢ならないことが二つあるので、お伝えします。 ① 第一は、甘利明の不正です。この男は、1月28日の記者会見で「50万円を二回受 け取った」ことを認めて辞任しましたが、その翌日29日に、高浜原発が再稼働さ れたのです。  いいですか、安倍晋三政権が発足した当時から、さまざまなメディアで、「原 発推進の旗振り役は、甘利明だ」と山のような記事が書かれていたことを、日本 人がすっかり忘れていいものですか?  新聞のどこを読んでも、その二つの事実の関連を指摘し、痛烈に批判する記事 が書かれていないではないですか。高浜原発を動かした犯罪者は、甘利明なので すよ。今こそ、それを国会でどこまでも追及して、川内原発も高浜原発も、動か してはならないと言うべき時なのです。これほど深刻なことを追及しないから、 安倍晋三政権の支持率があがり、野党が選挙で自民党に敗れるのです。  報道界は、どこを見ているのだ。目をさまさなければならない。  甘利明は、電力会社から毎年、数百万円をもらい、総額1000万円をもらった年 もあると、2014年1月27日の朝日新聞が大きく報じていたではないですか(添付 ファイルをご覧ください)。100万円のはした金ではない!! ② 第二は、ソフトバンクの卑劣な裏切りです。  電力自由化で、われわれ消費者も、電力会社を選べるようになりますが、注意 しなければならないことがあります。電力自由化の売り物は、一般の家庭にとっ て、これまでより安価な電気料金だといういい加減なニュースが大量に流れてい ます。ソフトバンクのような企業は、福島原発事故の直後には、孫正義が「原発 反対」のようなスタイルをとってきたが、今や新潟県の柏崎刈羽原発を動かそう と目論むブラック企業の東京電力と組んで、携帯電話料金と抱き合わせで、安価 な料金メニューを提示しているイカサマ会社です。あの孫正義は、大嘘つきだっ た。許しがたい人間だ。冗談ではない。自分がもうかるなら、誰とでも手を組む トンデモナイ企業である。ソフトバンクの手口がいかに悪どいか、という事実 を、一般家庭の消費者に広めなければならないのです。  電力自由化における住民投票は、電気料金が高いか、安いかを選ぶ投票ではない! 「これからも原発を動かして、安倍晋三が邁進する地獄の日本を選ぶか」、それ とも「狂気の政治集団と、電力会社を日本列島から完全に葬って、クリーンで、 安心して暮らせる日本を子孫に残すか」という重大な選択なのです。  この戦いは、一瞬の花火ではないのですよ。2016年4月1日から、ずっと 続くことを忘れてはなりません。  ◆追記──  高浜原発が再稼働された翌日、1月30日に、福島原発刑事訴訟支援団が発足の 集会を開催しました。  東京・目黒の大ホールは超満員で、盛りあがりました。  いよいよ東京電力悪人トリオの被告、元東京電力会長・勝俣恒久、元副社長・ 武黒一郎、元副社長・武藤栄を刑事裁判にかけ、さらし者にして、徹底的に追及 できるのです。  下記サイトの一番下に、この支援団への「入会申込み」の方法が書かれていま すので、全国のみなさまもどんどん入会して、金銭的にも応援してください。  http://shien-dan.org/  これが、今後、再稼働に突進する電力会社幹部を震え上がらせる近道です。 甘利明と高浜原発再稼働 広瀬隆 20160129  

1988年度 降下物 陸水 海水 土壌および各種食品試料の放射能濃度 日本分析センター

1988年度 降下物 陸水 海水 土壌および各種食品試料の放射能濃度 (財)日本分析センター阿部俊彦、木村敏正、福嶋浩人 【出典】第31 回環境放射能調査研究成果論文抄録集昭和63 年度(1988 年) 科学技術庁 【編集】川根眞也 1988 年4 月から1989 年3 月までに採取された試料の試料別の概要 (1) 降下物各県の月間平均降下量の平均値および最少、最大値       ストロンチウム90   0.04(0.00~0.34)ベクレル/m2       セシウム137         0.08(0.00~0.65)ベクレル/m2 (2) 浮遊じん26 県で四半期ごとに採取した試料の平均値および最少、最大値       ストロンチウム90   0.001(0.000~0.004)ミリベクレル/m3       セシウム137          0.001(0.000~0.007)ミリベクレル/m3 (3) 陸水上水(蛇口水、源水)は各県で年1~4 回、淡水については9 県で年1 回採取した試料の平均値および最少、最大値    上水: ストロンチウム90   1.2(0.3~5.9)ミリベクレル/L (試料数92)        セシウム137          0.2(0.0~0.8)ミリベクレル/L (試料数92)    淡水: ストロンチウム90   3.2(0.02~5.9)ミリベクレル/L (試料数9)        セシウム137          0.9(0.0~3.7)ミリベクレル/L (試料数9) (4) 海水、海底土 海水は11 県、海底土は12 県で年1~2 回採取した試料の平均値および最少、最大値    海水: ストロンチウム90   2.7(1.7~4.1)ミリベクレル/L (試料数11)        セシウム137        4.0(2.5~4.9)ミリベクレル/L (試料数11)     海底土: ストロンチウム90   0.09(0.00~0.51)ベクレル/kg乾土 (試料数13)       セシウム137          [...]

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