内部被ばくについて、自主的に学習し、周りの方々に広めていくための会
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内部被ばくと健康被害

一度、止まった原発を動かすな!関西電力、大飯原発3号機が2019年6月末再稼働か?

[解説] 2019年6月18日記  2019年4月11日に、定期点検に入った、関西電力、大飯原発3号機が2019年6月末、定期点検を終え、再稼働工程に入ろうとしています。全国紙はもちろん、地方紙も、大飯原発3号機で今、一体何が行われているのか報道せず、知らないまま、再稼働させようとしています。 [追記] 2019年6月25日  2019年6月25日になりました。「6月23日の発電・送電を予定しているが、関電は『定検工程について検討している』としている」(2019年5月8日福井新聞)、との報道がありました。しかし本日2019年6月25日に、なっても、関西電力のホームページには、起動試験開始について何も公表していません。再稼働工程を始めたのか、それとも、トラブルが新たに起きて再稼働工程開始を延期したのか、はたまたそもそも今回は出力100%にして原子力規制委員会の5号検査に合格して、営業運転に入って初めて「大飯原発3号機、本日、再稼働」と公表するつもりなのか、わかりません。地元紙、福井新聞も、2019年6月に入って、大飯原発3号機の定期点検の状況について、1つも報道していません。  一体、何が起きているのか、また、関西電力はいつ大飯原発3号機の再稼働工程を始めるつもりなのか、公表するべきです。 [追加] 2019年6月27日 佐賀新聞 2019年5月7日記事 〈参考〉 関西電力大飯原発3号機 施設定期検査申請内容の変更について(関原発第97号)  2019年6月12日 関西電力 ここに、2019年6月23日23時過ぎから「起動試験」とあります。図をダウンロードして拡大して下さい。  あす定検入り電気盤工事へ 大飯3号 2019年4月10日 福井新聞  関西電力から9日、県に入った連絡によると、大飯原発3号機(加圧水型軽水炉、出力118万キロワット)が11日から第17回定期検査に入る。原子炉停止時に必要な高圧注入ポンプなど、重要安全施設に電力供給する電気盤の遮断器の遮断時間を変更する工事を実施する。新規制基準に適合した国内原発で初めて。  電気盤工事は、新しい科学的な知見を規制基準に取り入れて既存原発に適合を求める「バックフィット制度」に基づき行う。このほか、安全系計器用電源装置を交換する。  検査は約120項目。2次系配管207カ所を超音波で肉厚測定する。過去の点検で減肉が確認されるなどした55カ所の配管を耐食性に優れたステンレス鋼などに取り換える。  大飯3号機は2018年3月に原子炉を起動し、同4月から営業運転に移行した。今回の定検に向け11日早朝から出力を下げ始め、同日昼ごろ原子炉を停止する。国の検査を経て6月下旬に原子炉を起動し、7月中旬の営業運転再開を目指す。(牧野将寛) 燃料取り出し中警報が鳴り中断 大飯3号 2019年5月8日 福井新聞  関西電力は7日、定期検査中の大飯原発3号機で原子炉から燃料の取り出し作業中、警報が鳴り5日間、作業を中断したと発表した。燃料集合体に異常はなく、環境への放射能の影響はないとしている。  4月22日午前2時55分ごろ、原子炉に装荷している燃料を使用済み燃料プールに移送中、移送装置が正規の位置を超えて停止したことを示す警報が鳴った。正規位置を4センチ超えていた。  関電によると、装置の速度を磁力で切り替えるスイッチと装置の部品が変形していた。取り出し作業前にスイッチの位置調整を行った際、取り付け金具の固定ボルトの締め付けが不十分だったと推定。スイッチが装置側にずれて、部品と接触したとみている。  対策として、変形したスイッチと装置の部品を予備品に取り換えた。作業要領書には、固定ボルトが十分に締め付けられていることを確認する手順を記載する。  大飯3号機は4月11日から定検を開始。燃料取り出しは同23日完了予定だったが、中断で同28日に終えた。6月23日の発電・送電を予定しているが、関電は「定検工程について検討している」としている。(牧野将寛) 大飯原発、燃料取り出し中に警報 移送装置が止まらず 2019年5月7日  18:20 佐賀新聞  関西電力は7日、定期検査中の大飯原発3号機(福井県おおい町)で4月22日、燃料集合体の取り出し作業中に移送装置が正しい位置で止まらず、警報が鳴るトラブルがあったと発表した。集合体に異常はないが、取り出しの工程に数日の遅れが出ており、定検の工程に影響が出る可能性があるとしている。  関電によると、4月22日午前3時前、原子炉容器から112体目を取り出し、装置に載せ燃料プールに運ぶ途中、定位置から約4センチ超えて装置が停止した。  速さや動きを制御する二つの金属部品が変形したり、外れたりしていた。111体目を運び終えた際に部品同士が接触したことが原因とみて詳しい経緯を調べている。  大飯3号機では4月11日から定検が始まり、集合体193体を原子炉容器から取り出し、うち64体を交換する予定。6月下旬に原子炉を起動、7月中旬の営業運転再開を予定している。

6月例会のお知らせ 2019年6月23日(日) 13:30 埼玉県さいたま市 浦和

[ 2019年6月23日; 1:30 PM to 5:00 PM. ] 6月例会のお知らせです。 ※ 偶数月に埼玉県さいたま市で開催しています。 日 時 6月23日(日) 13:30〜16:30(17:00まで延長の可能性あり)場 所 浦和コミュニティセンター 南ラウンジDE (浦和パルコ9階)参加費 会員の方300円    一般参加の方600円    高校生以下は無料 <テーマ> 1. 横浜市立保育園での園児白血病発症を考える 報告:川根眞也 2. 近藤誠『眠っているがんを起こしてはいけない』(飛鳥新社,2019年3月20日)を読む 報告:川根眞也 3. 九州・福井・四国の原発を止めるのは今 2019年6月末、定期点検で止まっていた大飯3号機が再稼働か? 報告:川根眞也 4.   東京第一原発1/2号機排気筒の解体工事が無期延期に。何が本当なのか? 報告:川根眞也 <休憩> 14:50~15:05   5.内部被ばくに関する最新情報    ・日本の食品の放射能汚染の実態     ・福島県の子どもたちの小児甲状腺がんが放射線の影響ではない、という議論をめぐって  報告:川根眞也    15:05~16:10  6.会員のみなさんからの意見交流会 ※ この部分はツィキャスしません。 ※ 懇親会もあります。お時間のある方はどうぞ。 ※ 諸事情によりプログラムが変更になる場合があります。 ※ 当日はツイキャス中継もしますので、会場に来れない方は是非、視聴参加ください。 http://twitcasting.tv/naibuhibakushim/show/ こちらでは、生中継の他、過去の動画を見ることも出来ます。 聞き逃した情報などもチェックしてみてください。 それでは、沢山のご参加をお待ちしています。   【お問い合わせ】entry.naibu@gmail.com 内部被ばくを考える市民研究会事務局 内部被ばくを考える市民研究会

本当なのだろうか?「福島第⼀原発3号機 がれき撤去装置の⼀部 落下 燃料プール内 2019年6⽉17⽇ 18時10分 NHK NEWS WEB」

[解説] 2019年6月18日 17:00記 編集者         2019年6月19日   5:00追記 編集者 (1)東京電力がまたまた、3号機使用済み核燃料プールで、情報をリークしました。昨日2019年6月17日、NHKが18時10分からのニュース首都圏ネットワークで報道しました。3号機使用済み核燃料プールでの瓦礫掴み手の落下事故、についてです。編集者が「リーク」あるいは「大本営発表」と書くのは、東京電力はトラブルから24時間以上たった現在でも、「報道関係各位一斉メール」にも「廃炉プロジェクト 3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し」にも、事実を掲載していないからです。是非、ご自身の目で確かめて下さい。 「東京電力 報道関係各位一斉メール」 「東京電力 廃炉プロジェクト 3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し」  これまで、東京電力は核燃料デブリ調査でも、4号機使用済み核燃料プールからの核燃料取り出しでもすべて、資料をつけて作業実績を説明してきました。  なぜ、3号機使用済み核燃料プールからの核燃料集合体取り出しの際には、一切の説明資料が出て来ないのでしょうか?そもそも、3号機使用済み核燃料プールに核燃料あるのですか? (2)追記。  昨日2019年6月18日、東京電力お客様相談室に電話して、ホームページのどこに、6月17日未明に起きた、とされる「3号機使用済み核燃料プールでの瓦礫の掴み手の落下事故」が掲載されているのか?と問いました。東京電力お客様相談室の担当者より、2019年6月18日14:40pmと17:05pmの2回電話で回答がありました。  1回目の14:40pmの回答では、ホームページには、今回、3号機使用済み核燃料プールで起きたトラブルについて、上記の「報道関係各位一斉メール」でも「廃炉プロジェクト3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し」でも掲載していない。また、掲載するかは未定だ、との回答がありました。「それはおかしいだろう。」「報道関係各位一斉メール、廃炉プロジェクト3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し、には大事なトラブルがあっても掲載されない、見る価値のないページ、ということになりますが、いいのですか?」「すでに、廃炉プロジェクト3号機使用済燃料プールからの燃料取り出し、で掲載されている、6月7日の事象(3号機使用済み核燃料プール上での機器の接触)については、報道関係各位一斉メールには掲載されていない。掲載するべきだ。」と要望しました。「掲載しないなら、掲載しないと決定したと編集者に電話で回答を伝えてほしい。毎日、東京電力のこれらのページを確認するのが馬鹿らしいから。」と。  すると同日、17:05pmにも2度目の電話回答がありました。「申し訳ありません。東京電力社内で確認すべき部署が、広報担当と原子力担当と2つあり、編集者様に電話した時は広報担当のだけ確認したことを伝えました。原子力担当が電話口に捕まらなかったからです。先程、原子力担当に確認したところ、掲載されています。」「本当に奥の奥に掲載されていて。私も探したのですが、分からなかったのです。本当に申し訳ございません。」と。  説明された「3号機使用済み核燃料プールでの瓦礫掴み手の落下事故」の資料のありかは以下です。 ① 東京電力 福島への責任 ② 公表資料(スマホからは、東京電力 廃炉プロジェクトから、公表資料に入れる) ③ 会議体等資料(中長期ロードマップの進捗状況など) ④ 特定原子力施設監視・評価検討会 ⑤ 2019年 ⑥ 2019年6月17日 第72回特定原子力施設監視・評価検討会 ⑦ 【資料4-3】3号機使用済燃料プール内ガレキ撤去中のツール破損について です。  東京電力お客様相談室の方々は、きちんと仕事をしています。昨年2018年あたりから、東京電力の原子力部門の広報活動がでたらめになってきています。3号機使用済み核燃料プールに本当に核燃料集合体はあるのですか?そもそもの疑問は消えません。  この資料の一番最後に、東京電力が2019年6月17日に公表した資料のjpgを掲載しておきます。  以下、NHKが2019年6月17日の18:10pmからのニュースで流した、第一報です。瓦礫掴み手の落下は6月17日1時すぎにおきています。17時間後の報道であることを明記しておきます。 福島第⼀原発3号機 がれき撤去装置の⼀部 落下 燃料プール内 2019年6⽉17⽇ 18時10分 NHK NEWS WEB  17⽇未明、福島第⼀原⼦⼒発電所3号機の使⽤済み燃料プールで⾏われていたがれきの撤去作業中に、がれきを集める装置の⼀部が外れて落下するトラブルがあり、東京電⼒が原因を調べています。来⽉予定している使⽤済み燃料プールからの燃料取り出しに影響はないとしています。 東京電⼒は福島第⼀原発3号機の⽔を張った使⽤済み燃料プールの中で、がれきを撤去する作業を⾏っていますが、17⽇午前1時ごろ、がれきを集める装置の先端に取り付けた部品が外れるトラブルがありました。 部品は熊⼿のような形をしていて、⻑さ58センチ、重さが10キロほどあり、プールの中にある燃料を収めるラックの上に落ちました。 東京電⼒によりますと、ラックの中に燃料は⼊っておらず、燃料破損の報告はないということです。 3号機では、当初の計画からおよそ4年4か⽉遅れてことし4⽉から使⽤済み燃料プールから燃料を取り出す作業が始まり、現在はいったん停⽌してがれきの撤去などが⾏われていました。 東京電⼒は部品が破損したことで外れたとみて原因を調べています。 3号機の燃料取り出しは来⽉再開する予定で、東京電⼒は「このトラブルで、燃料取り出しのスケジュールへの影響はないと考えている」としています。 3ページ目の資料の瓦礫掴み手部分の拡大図    

福島第一原子力発電所 1/2号機排気筒解体に向けた調整状況について 2019年5月23日 東京電力

[解説]  2011年3月12日,13日,14日,15日の福島第一原発1号機、2号機のベントと、2011年3月15日の2号機の圧力抑制室の底抜けによって、1/2号機の排気筒の内側には、高濃度の放射能がこびりついています。1/2号機排気筒は高さ120mもあります。1/2号機排気筒には、高さ45m,66m付近に明らかな亀裂があり、大きな地震や台風などにより、倒壊する恐れがある、とされてきました。東京電力は、そのため、排気筒上部から順順に切断・撤去する巨大なクレーン型の機械を開発し、2019年3月から解体・撤去工事を始める、としていました。それが、「モックアップ訓練(模型を作って、模型を解体・撤去して練習するること)を繰り返し、万全を期すため」と称して、2019年5月連休明けに行う、と発表されました。  それが突如、2019年5月14日、クレーンの長さが約1.6m足りなかった、として、無期延期になりました。  以下は、その後、2019年5月23日に東京電力が公表した資料です。 分かりにくいので、編集者が解説を加えています。赤字が解説を加えた部分です。 果たして、クレーンが約3m足りない、ということが、数年かけて準備されてきた工事で起こりうるのでしょうか?今回の作業に入る前の失敗は、そもそも650トンものクレーン車(巻末の東京新聞参照)を安定的に設置することが不可能なのではないですか?東京電力福島第一原発の敷地はもともとは沼地です。辺野古新基地建設予定地と同じようにN値がゼロなのではないですか?また、「5月11日の現場合わせ時、調査機材の下端が排気筒頂部よりも約1.6m低い」とは、たった2週間の間に、排気筒が沈んだのではないでしょうか?  東京電力の資料では、何も分かりません。今回の作業無期延期になった本当の理由を公表するべきだ、と考えます。  また、今年2019年7月、8月にも福島県地方にも台風が襲来する可能性があり、また、その台風によって1/2号機排気筒が倒壊する危険性もあります。その際に高濃度の放射能が舞い散る危険性があります。注意が必要です。 福島第一原子力発電所1/2号機排気筒解体に向けた調整状況について 2019年5月23日 東京電力 高さ120mの1/2号機排気筒解体開始に向けた最終確認として、解体装置が最頂部に設置可能か確認するため、5月11日にクレーンに解体装置高さを模擬した調査機材を取り付けて現場合わせを行ったところ、事前に計画していた高さと約3mの差異(低い)があることを確認しました。  差異の原因としては、クレーンアーム部の角度表示の測定誤差を一つの可能性と推定しつつ、光波等を用いて、長さ・高さ等の実測を中心とした確認を進めてまいりました。 図  解体装置外形図   クレーンフックまで約7.6m 解体装置高さを模擬した調査機材の模式図 事前に計画していた調査機材の下端位置が、排気筒頂部にぴったり合わなければならないのに、約1.3m短かった。 また、排気筒頂部が5月11日の現場合わせ時、調査機材の下端が排気筒頂部よりも約1.6m低い位置となった。 従って、約1.3m+約1.6m=約3m、長さが足りなくなった。 検証結果と今後の調整内容の検討状況 ・ 光波による実測等の結果、クレーンアームの角度は設定値と実際の角度に誤差がなかったことを確認するとともに、高さ等の実測から、最大巻き上げ時のワイヤーの長さに、計画と約4mの差異があることを確認しました。 ・ この差異が発生した要因は、リミットスイッチワイヤーの長さ約4mを、誤ってクレーン先端からフック上端までの距離約4mとして計画してしまったため、実際のワイヤー長さ約8mに対し、約4mの差異が発生しました。 ・ なお、排気筒の高さを実際よりも1m高い設定でクレーンの高さを計画していたことも確認され、5月11日の確認作業時には、約3mの差異が発生しました。 【今後の調整内容(案)】 ①︓クレーンジブを延長する ②︓ブームを起こしクレーンを排気筒に近づける 東京新聞 福島第一原発傷んだ排気筒はこう解体する 2018年12月5日 朝刊 4面    

福島第一 豪雨備え土のう…汚染水抑制 緊急設置へ 2019年6月11日 読売新聞 朝刊35面

福島第一 豪雨備え土のう…汚染水抑制 緊急設置へ 2019年6月11日 読売新聞 朝刊35面    東京電力は、福島第一原子力発電所で豪雨が予想される場合、雨水が原子炉建屋に流入して汚染水となることを防ぐため、1号機建屋の北側に土のうを設置することを決めた。梅雨入りし、台風接近などで豪雨の可能性が高まるのに伴う緊急的な対応だ。  土のうを設置するのは、24時間で300~500ミリの降雨が予想される場合で、保管場所から運ぶ。  東電によると、土のう設置場所付近には、山側から海に向けて下り坂の道路があり、地形上、地表の水が集まりやすいという。仮に豪雨であふれた地表の水が1~4号機の原子炉建屋に流入し、建屋内の高濃度汚染水などと混ざると汚染水が増えてしまう。同原発では、2017年の台風接近時に建屋地下への水の流入量が急増。雨水も流入源となっていた。

バスなど運転手の体調急変 増加 2019年6月15日 10時10分 NHK福島 NEWS WEB

バスなど運転手の体調急変 増加 2019年6月15日 10時10分   NHK福島 NEWS WEB 東北地方で去年、バスやタクシー、トラックなどの運転手の体調が急変して運行できなくなった事例が前の年から急増して29件にのぼり、そのうち9件が事故につながっていたことがわかり、東北運輸局が事業者に注意を呼びかけています。 東北運輸局によりますと、東北地方で去年1年間、バスやタクシー、トラックなどの運転手が、業務中に体調を急変させた例が29件あり、前の年より11件、率にして6割余り増えました。体調が急変した主な要因は脳や心臓などの病気で、このうち40代から60代の運転手6人が病死したということです。また、29件のうち9件は事故となり、死亡事故はなかったものの、タクシーを運転中に呼吸困難になってハンドル操作を誤り、対向車とぶつかったケースやバスの運転手が意識を失って道路脇の看板などに衝突したケースもあったということです。このため東北運輸局は各事業者に対し、定期的な健康診断を行うなど運転手の体調管理に注意するよう呼びかけています。

全1人区で野党一本化へ、参院選 鹿児島で社民譲歩 2019年6月7 日 徳島新聞

全1人区で野党一本化へ、参院選 鹿児島で社民譲歩 2019年6月7 日  徳島新聞  会談に臨む国民民主党の平野幹事長(右)と社民党の吉川幹事長=7日午前、国会    社民党の吉川元・幹事長は7日、国民民主党の平野博文幹事長と国会内で会談し、両党が独自候補擁立を目指す参院鹿児島選挙区(改選数1)で、条件付きで社民が候補を取り下げる提案をした。平野氏は前向きに検討する意向を示した。これにより32ある改選1人区全てで立憲民主党など野党5党派による統一候補のめどが立った。  会談で吉川氏は社民の候補取り下げに際し(1)国民が推す候補を無所属にする(2)地元の融和を進める(3)衆院鹿児島4区は社民の意向を尊重する―の三つを提案。平野氏は「苦渋の決断に敬意を表する」として受け入れる方向で調整を進める。週明けに正式に回答する。

保育園埋設の放射性汚染土問題 横浜市が保護者に相談会 2019年6月6日  神奈川新聞 

保育園埋設の放射性汚染土問題 横浜市が保護者に相談会 2019年6月6日  神奈川新聞  横浜市役所    横浜市内の保育園の少なくとも300園に放射性物質に汚染された土壌が埋設されている問題で、市は6日、このうち一園で保護者への相談会を行った。市保育・教育運営課の担当者2人が保育園に出向き、質問に応じた。  この保育園では、園児2人が白血病に罹患(りかん)したと指摘されている。同課によると、このため保護者から問い合わせが相次ぎ、相談会の開催を決めた。同課は「市内の保育園で2人の白血病患者が出たことは確認しているが、どこの園かは明らかにできない」とし、汚染土と白血病の因果関係は「何とも言えない」としている。  同課によると、この日は午後3時から約4時間、相談に対応した。6家庭10人の保護者が「(汚染土を)移設しないのか」などと意見を述べ、市が安全性を説明。保護者からは「不安はある」との声もあった。  同課は、現在のところ他の保育園で相談会を実施する予定はないとした上で「不安はできるだけ払しょくしたい」としている。汚染土については「対応が不要な放射線量」とし、保管施設の北部汚泥資源化センター(同市鶴見区)に移設する予定はないという。  同園に在園していた長男が白血病に罹患した保護者の男性(33)は「今年卒園したが、同じクラスの子も白血病になった」と明かし、「埋設した土のことは説明されなかった。情報を開示し、同じことを繰り返さないようにするのが行政の仕事。被害が出てからでは遅い」と話した。  

白血病について考える資料(3) 米国東部環境放射線機関(EERF)の奇妙な仕事  放射能値のあり得ない大きな「マイナス値」

[解説]  歴史に学ぶことは重要です。過去にアメリカ本土で行われた、放射能汚染のデータ改ざんは、2011年3月の東京電力福島第一原発事故における、米軍の土壌調査データでも繰り替えられています。ストロンチウム89、ストロンチウム90の汚染データにー(マイナス)の値があるのです。  これは、すでに1990年にジェイ・M・グールド ベンジャミン・A・ゴルドマン『死に至る虚構 国家による低線量放射線の隠蔽』の中に「放射能値のマイナス値」の原因について書かれています。放射能が「負」になるような物質は存在しない。つまり、平均化すると「通常時と変わらない値」になるように、意図的にプラス値のいくつかがマイナス値に換えられた、と。  以下の東電福島第一原発事故で放出されたストロンチウム89とストロンチウム90のマイナス値も、そのマイナスを取ったプラス値として考える必要があります。  「白血病について考える資料(2) 東電福島第一原発事故で放出されたストロンチウム89とストロンチウム90 米軍のデータから」 内部被ばくを考えるを考える市民研究会資料 2019年6月14日   米国東部環境放射線機関(EERF)の奇妙な仕事  放射能値のあり得ない大きな「マイナス値」 ―アヒンサー 『死に至る虚構 国家による低線量放射線の隠蔽』DEADLY DECEIT ジェイ・M・グールド ベンジャミン・A・ゴルドマン 共著  英語初版1990年4月 肥田舜太郎 斎藤紀 共訳 pp.69〜73 アヒンサー出版 1994年10月22日 【編集】 内部被ばくを考える市民研究会 川根眞也 題名も。  1975年には、原子力エネルギーの推進と調整という原子力委員会の矛盾した役割に、議会と大衆の関心が強まり、委員会は解散した。原子力エネルギー委員会(AEC)の監視の役割を引き継いで原子力規制委員会(NRC)が設立された。保健教育福祉省(HEW)の放射線データの修正と出版の責任を環境保護局(EPA)が引き継いだ。月間「放射線データと報告」誌は廃止され、それに替わって制約の厳しい、配布も制限された季刊の「環境放射線データと報告」が発行された。この報告には「放射線データと報告」誌に公表されていた詳細な記事、すなわち政府の兵器工場周辺の環境放射線、食物の放射能、骨中のストロンチウム90などについては掲載されていない。ミルク中の長命なストロンチウム90と短命なストロンチウム89の正確なデータは各州とも7月1回だけの測定に縮小された。  1975年のその第1号の発刊から、「環境放射線データ」はアラバマ州モンゴメリーにある前AEC(原子力エネルギー委員会)研究所そのものによって準備が進められ、東部環境放射線機関(EERF)と名付けられた。中身は以前とまったく同じ機関に、現在、すべてのミルクや雨のサンプルと、環境放射線の精密な測定のための大気フィルターが送られている。今や、たった1ヵ所のこの研究室が全米のすべての地域の環境放射線の測定基準を決定することができ、組織はデータの変化を単純化したり、隠ぺいしたりするこ とができた。  東部環境放射線機関(EERF)の一番奇妙な仕事は、ミルク中の放射線量値を物理的にあまり大きくない「マイナス値」で報告することだった。放射線が「負」になるような物質は存在しない。しかし比較的、最近のミルク中の放射線の表記方式によれば、宇宙線やラドンその他の自然放射線によってできるバックグラウンドのレベルより低くなる時は「マイナス値」が発生する。この表記方式でも普通は、数週間で消滅するヨウ素131やバリウム140などの短命な核種には小幅のマイナス値とプラス値が存在する。統計上で予想されるように、滅多に最小幅の4〜5倍以上にはならず、平均すると年に2〜3回はゼロになる。  このような予想に反して、報告は時としてプラス値よりもマイナス値を多く含み、異様に大きなマイナス値もあった。レーガン政府の「宇宙戦争」戦略防衛構想にもとづいてネバダ核実験場で行われた1982年夏の地下核実験はそのような場合の1つだった。議会の公聴会の証言によれば、これらの実験は環境中に大量の放射能を放出したことが疑われた。中国の最後の大気圏内核実験は1980年10月であり、その後、この地域での原子炉の運転はない。したがってミルク中のバリウム140とヨウ素131の数値に大きなプラ ス値があったなら、アメリカ自身の地下核実験からの漏洩の明らかな証拠であるに違いない。  にもかかわらず、ネバダ州のミルク中のバリウム140は1982年5月に1L当たりマイナス42ピコキュリー(-1.6Bq/L)という驚くべき数値を示し、全米で最高のマイナス測定値だった。当月、アメリカ全土で62件あったバリウム140の測定報告のうち、驚いたことに57件がマイナス値だった。ネバダ州に隣合った8つの州でもマイナス値が測定されており、ネバダ核実験場から遠くなるにしたがって数値の大きさを減じている。  それとはまったく対照的に、1982年3月の月にはそのようにはっきりしたパターンは存在しない。ネバダ州におけるミルク中の放射線のマイナスの最高は1982年6月の10分の1で、正常な状態下で期待されるプラスとマイナスの小さな上下の動揺が見られるのみである(以下の図6−6を見よ)。  図6―6 1982年6月と3月の西部諸州におけるミルク中のバリウム140のマイナス値     また、1982年6月にヨウ素131の大きなマイナス値がニュー・イングランド州で数多く起こった。その月にはマサチューセッツ州のピルグリム原子炉が2回にわたって重大な放射能漏洩を起こしている。これらの事故とそれ以前に報告された放射能漏れは、引き続いて起こった白血病の増加と合わせてバーバード大学公衆衛生学部の研究課題になり、後にジョン・F・ケネディ上院議員が国立衛生研究所の原子炉付近におけるがん発生率の研究を正当化するため、その資料を使用している。  6−7図はヨウ素131の絶対値として大きなマイナス値が、ヨウ素131の大きな源泉と報告された、東マサチューセッツのピルグリム原子炉および東コネチカット州のマイルストーン原子炉から、遠く離れるにつれてその絶対値が減っていることを見事に示している。  図6―7 1982年6月と1月のニュー・イングランド諸州におけるミルク中のヨウ素131のマイナス値  このケースではピルグリム原子炉のオペレーターから原子力規制委員会(NRC)に、その夏、核工場の近くの大気中の放射能上昇が確認され、報告書が提出されている。ネバダ州のミルク中のバリウム140の濃度は、工場が閉鎖されていた1982年初めには、ゼロであった。  なぜ、大きなマイナス値が出るのか。なぜ、ゼロの近くの数値はずっとそのままなのか。大きなマイナス値の使用は真実を知る必要のない役人にとっては有意義であるが、一般庶民にとってはプラスの指標を帳消しにし、結果として国の平均値の警告の機能を失わせてしまう。  疑いなく、このような奇妙なデータ操作は最後の手段であった。改ざんされた統計が批判的に暴露される可能性は非常に少ない。このような月報の公表は高度に操作されており、非常に限定された読者層を想定している。放射線報告を読む科学者の大半は、例えば、原子力機関を含む連邦政府機関のどこかで働いている。データが国家の安全に微妙に関わり合うことを認めた上で、これら政府の科学者たちはどんな異常な測定値をも、それぞれ正当な管轄者、この場合は彼らの所轄上司に報告する。一方、公衆衛生の分野にいて人口統計月報を読んでいる科学者は放射線データについて詳しくは追跡しない。1960年代の当初に大気圏内核実験禁止条約が調印された後は、比較的、少数の科学者だけが、人類が作った環境放射能のレベルを心配してきた。  その上、目立たず、あまり疑われないデータ操作方法は、本当に突出したデータを隠すのにしばしば役立ってきた。例えば測定地点の記載順序を地理的に脈絡なく入れ替えることで、放射線測定値の表が持つ意味を解釈することを困難にする、という方法である。アラスカ州がアラバマ州の次に並び、南カリフォルニア州がロードアイランド州に続いている、などである。測定値が周辺より高いかどうかを判断するには、データを入れ替えるコンピューター解析が必要である。 <中略>  データを改ざんするためには、主要な官僚機構の抵抗を抑圧することになしには困難であったと思われる。東部環境放射線機関(EERF)の設立によって、そのことが簡単にできるようになった。

白血病について考える資料(2) 東電福島第一原発事故で放出されたストロンチウム89とストロンチウム90 米軍のデータから

東電福島第一原発事故で放出されたストロンチウム89とストロンチウム90 米軍のデータから アメリカ合衆国エネルギー省 国家核安全保障局 2011年福島事故のデータおよび文書に対する対応 日本語地名入り US DOE/NNSA RESPONSE TO 2011 FUKUSHIMA INCIDENT- DATA AND DOCUMENTATION [解説]  以下は、東京電力福島第一原発事故時に米軍が行った土壌調査 US DOE/NNSA RESPONSE TO 2011 FUKUSHIMA INCIDENT- DATA AND DOCUMENTATION(アメリカ合衆国エネルギー省 国家核安全保障局 2011年福島事故のデータおよび文書に対する対応)について、公表されている北緯・東経にもっとも近い公共機関を編集者がGoogle Mapで見つけ出し、日本語の地名を入れたものです。  不思議なことに、ストロンチウム89やストロンチウム90の土壌測定結果の値にー(マイナス)があります。これは、ジェイ・M・グールド ベンジャミン・A・ゴルドマンが、著書『死に至る虚構 国家による低線量放射線の隠蔽』英語初版1990年4月の中で、「放射能値のマイナス値」の原因について明らかにしています。放射能が「負」になるような物質は存在しない。つまり、平均化すると「通常時と変わらない値」になるように、意図的にプラス値のいくつかがマイナス値に換えられているのです。マイナスの値はすべて、マイナスを取った正の数として読み取って下さい。  以下も参考にしての土壌データをご覧下さい。 「白血病について考える資料(3) 米国東部環境放射線機関(EERF)の奇妙な仕事  放射能値のあり得ない大きな『マイナス値』」 内部被ばくを考える市民研究会資料 2019年6月14日    また、奇妙なデータがいくつも存在します。飯舘村、福島市のストロンチウム90の量が異常に少ないです。宮城県 丸森町 丸森町立金山小学校付近 ストロンチウム90が25.27ベクレル/kgもあるのに(ただしこれはマイナス値からマイナスの符号を取って考えます)。飯舘村や福島市が0~1ベクレル/kgの範囲とはにわかに信じられません。  飯舘村 磐城森林管理署小宮森林事務所付近 新田川 川辺 ストロンチウム90 1.74ベクレル/kg  飯舘村 飯舘村立飯樋幼稚園付近 飯樋川 川辺 ストロンチウム90 0.34ベクレル/kg  福島市 福島市立土湯小学校付近 福島カントリークラブ付近 ストロンチウム90 0.31ベクレル/kg また、もっとおかしなデータは福島市 福島飯坂IC付近 資料ID 1751 のストロンチウム89のデータです。何と、検査結果が2つあります。元データをよく見ると「試料ID」の前に「解析ID」が書いてありました。両方をつけたデータは以下です。 解析ID 試料ID 地名 土壌採取日 調査機関 核種 ベクレル/kg 230063 7151 福島市 福島飯坂IC付近 3/20/2011 5:30:00 PM DOE Sr-89 0.00 230161 7151 福島市 福島飯坂IC付近 3/20/2011 5:30:00 PM DOE Sr-89 339.88 つまり、採取した時間は同じで、試料IDも同じ。しかし、検査を2度したと読めます。ストロンチウム89を測って1度目は339.88ベクレル/kgだったのでしょう。「これはまずい!」と2回目測定した結果が0.00ベクレル/kgだった、と。  同地点のセシウム136は何と驚くことに、4377.10ベクレル/kgです。半減期が13.2日の核種です。セシウム136が4000ベクレルを超えているのに、ストロンチウム89が0の訳がありません。ウランの崩壊で生み出される核種には2つのピークがあるからです。 核分裂生成物の質量数分布 Wマーシャル 原子炉技術の発展 上 1986年  これはウラン233、ウラン235、プルトニウム239が熱中性子を捕獲して核分裂すると、質量数(原子核の陽子と中性子の数のこと)が89~105あたりの原子と、質量数が135~146あたりの原子になる割り合いが高い、ということを表しています。233とか235,239が質量数です。これらの原子核が熱中性子を取り込み(+1)、2つや3つの原子核と分裂し、同時にα線、中性子線を出します。ですから、セシウム136がたくさんあったら、ストロンチウム89もたくさんあって当たり前です。それが0とは原子核物理では説明できない現象です。  以上、米軍のデータでも、普通の数値にマイナスをつけたり、意図的なデータ改ざんは行われている、と承知の上で以下のストロンチウム89、ストロンチウム90の土壌データをご覧下さい。 米ソが大気圏内核実験を行っていたピークの1963年こそ、ストロンチウム90は100ベクレル/kgを超えるところがありました。しかし、東電福島第一原発事故前の2009年の土壌中のストロンチウム90の最高値は、14ベクレル/kgです(栃木県日光市)。それがいかに原発事故によって高くなったか、確認してください。 US DOE/NNSA RESPONSE TO 2011 FUKUSHIMA INCIDENT- DATA AND DOCUMENTATION アメリカ合衆国エネルギー省 国家核安全保障局 2011年福島事故のデータおよび文書に対する対応 土壌中のストロンチウム89 【単位】ベクレル/kg 【出典】アメリカ合衆国エネルギー省 国家核安全保障局 US DOE/NNSA RESPONSE TO 2011 FUKUSHIMA INCIDENT- DATA AND DOCUMENTATION FieldSampleSoilResults.csv 【編集】内部被ばくを考える市民研究会 川根 眞也 (1)ストロンチウム89編 半減期は50日。従って、吸収されて人体の骨に沈着した場合、短期間に骨髄細胞にたくさんのベータ線を浴びせることになります。  US DOE/NNSA RESPONSE TO 2011 FUKUSHIMA INCIDENT- DATA AND DOCUMENTATION アメリカ合衆国エネルギー省 国家核安全保障局 2011年福島事故のデータおよび文書に対する対応 土壌中のストロンチウム89 【単位】ベクレル/kg 【出典】アメリカ合衆国エネルギー省 国家核安全保障局 US DOE/NNSA RESPONSE [...]

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